※このページは大事なお客様に対します、龍吟からのお願い事と、その御説明を申し上げる頁です
ドレスコード
ドレスコードとしまして、セミフォーマルを推奨しております。
男女共に、どんなブランド品を着用されていたとしても、上半身Tシャツのみの着用というスタイルでは、入店できません。ならびに、特に男性の方のハーフパンツ、及びサンダルといったスタイルも入店をお断りしております。
香水について
龍吟では日本料理の持つ繊細な香りを、御来店される皆様に四季を通じて楽しんでいただきたいと考えて、お料理を謹製いたしております。
その為、香水やオーデコロンをつけた状態で、お一人様でも御来店されますと、その方の『におい』が客席中に広がり、他のお客様に対し非常に迷惑となります。
日本料理店において料理の香りを損なう事は、非常に深刻な問題ですので、香水は絶対にお断りしております。
皆様が、お料理の香りまで最大限楽しんで大切に味わってくださる お客様であると認識しておりますので、皆様の御理解、御協力を、お願いしております。
携帯電話の使用について
龍吟店舗内、及び、玄関口であるエレベーターホールでの携帯電話の通話は他のお客様に御配慮頂き、お断りしております。
特に入り口エントランスは、御来店されるお客様や、お帰りなされるお客様の通行の妨げになりますので、通話は御遠慮頂きたく、お願い申し上げます。
緊急の場合にはウェイティングルームにて携帯電話を お使いいただけます。
お持ち込み お持ち帰りについて
バースデーケーキ、調味料、スパイス、その他食材、ワイン、シャンパーニュ、日本酒、及び全ての飲料の客席への持ち込みは、固くお断りさせて頂きます。
持ち込み料云々の御相談も一切お聞きしておりません。当日お持ち頂いても、当店では、それをお召し上がりになる事は絶対に出来ません。
また、マイグラス、及びお客様の酒器(猪口等)の使用や、お預かりも出来ませんので、御了承下さい。
コースでお出ししております、お料理の持ち帰りはいかなる理由があってもお断りさせて頂いております。折箱等も当店では御用意がございませんので御了承下さい。
(土鍋で お出ししている御飯については、お持ち帰り頂けるように お包み致します)
禁煙のお願い
個室を含め、全席禁煙です。電子タバコ、水蒸気タバコも同じく御遠慮下さい。
店内の施設全てが完全禁煙です。エレベーターホールに出られましても、喫煙はできませんし、7階部には灰皿もゴミ箱もございません。
それと同時に喫煙の為に離席され、下階の喫煙場所まで出て行かれますと、せっかく完成した料理を、お出しする事が出来ません。その為『お料理の作り直し』が起こります。私共は心を込めて、お客様の料理を作らせて頂いておりますので、お食事の途中でも『タバコを我慢できずに離席され、下階へ降りてまで喫煙される方』の、御予約は当店ではお受け致しかねます。ルールを御理解頂けますよう、お願い申し上げます。
料理撮影について(お料理のこと)
温めた器…
そこに収まった 温かい料理…
それに ともなって漂う一瞬の風味、そして香り…
龍吟では、単に料理だけではなく、お皿の上に乗せられた、素材達の醸し出すあらゆる状態の全てを余す事無く、お客様にお伝えし、そこを味わい尽くして頂きたい… そんな想いで素材の命を預かっております。それは一皿ごとに今、この瞬間という時を捉えると共に、料理に再び生命を吹き込み、素材の持つ『力』や『色気』を御提供するというお約束です。
これは、日本料理の大いなる魅力である"目にも見えない御馳走"まで味わい尽くす… という感覚にあたります。
お客様がカメラを手にして、お手元の料理を一生懸命に撮影されていますと、その間、そのお料理の御馳走としての価値や大事な要素は、どんどん秒単位で失われていく事となります。
お料理にお代を頂戴している以上、長い時間をかけて撮影をされた後、すでに美味しさのピークを失いかけている料理に箸を伸ばされているお客様の様子を時折見るのは、料理の造り手側として、非常に堪え難く、半減した美味しさがお客様に伝わって行くのが誠に申し訳なく、これは真に私共が望む光景ではございません。
温度感・風味・香り・火の入り具合を御馳走として、それらが生き生きとしている出来立ての内に、 その料理を一秒でも早く、お手元にお届けしますので、贅沢にも儚く、そして消えゆく状態をも是非一緒に味わって頂きたく、どうかベストな温度感での料理だけを楽しんで頂けますよう心よりお願い申し上げます。
料理の撮影に関しましては、料理屋での想い出を機械的に残すカメラではなく、まぶたのシャッター、そしてリアルな感覚としての記憶のフィルムに、しっかりと保存して頂ければ幸いでございます。
料理撮影について(器のこと)
一眼レフカメラ、ストラップの長いカメラ、及び携帯電話等による、お食事中の事故が相次いでおります。
卓上において、カメラのレンズを取り替えたり、料理をまたいで カメラの受け渡しをされますと、万が一にも手がすべった場合に大変危険です。
大切なカメラを損傷する… ストラップが料理に触れる… ワイングラスが倒れ、お召し物が染まってしまう… お客様御自身に熱い出汁が飛びかかる… 料理の中に携帯電話、カメラ等を落としてしまわれ、料理だけではなく、器も破損してしまう…
などの事故が頻繁に起こっております。
龍吟が日本料理の本質や本物としての「御道具使い」を追求する事は、御来店いただいたお客様の和心を満たす大切な楽しみの要素であると考え、料理と同様、お代を頂いている以上は、器も愛でていただきたい… 日本料理は『器』の価値観を味わう事も御馳走の内である…。
そんな想いでこれまで一客、一客、揃えて参りました。
“骨董”としての器は、数百年もの間、丁重に扱われ、壊れる事無く今日まで人々に可愛がられ、大事に扱われ、日本料理を支える文化の土台として大切に生き続けてきたものです。
我が国の歴史を語る上でも非常に大事なものが今、龍吟と出会い、私共の手元に回ってまいりました。
料理が盛られた器の真上でカメラや携帯電話を操作され、それを落とされる事故により、その器の命があっけなく絶たれてしまうのは、料理屋として本当に本当に心底、涙がこぼれる想いであります。
器は作家様の生きた歴史であり、絶対に他に代替品の無い、料理屋にとっての宝物でございますので、何卒、和の心を以って御配意下さいますよう、本当にお願い致します。
料理屋としてお客様が想い出を残す為に撮影される楽しみを完全規制してしまう事は龍吟の本意ではございません。
私共は、そのように考えておりますので、もし料理を撮影されるようでしたら、『料理よりも、まず第一に“器”に』お気遣いを頂き、その所作に御配意くださいますよう、ここに我々からの切なるお願いを記させて頂きます。
『器の真上に携帯電話をかざされる行為だけ』で、私共は一言お声掛けをさせて頂いております。
骨董は我が国の歴史と文化を証明する物であり、手にした我々でも、自分達個人の『私物』として扱ってはならない物だと心に刻んで触っております。 日本の料理界、そして後世に残さなくてはならない、大切な使命がありますので、御理解の上、和の心を以って日本料理の世界観を心ゆくまで、お楽しみ頂ければ幸いでございます。
食事中のお願い 及び 撮影所作
※ 龍吟ではテーブル上にて、書類や大きな資料、PC及びタブレットを広げての打ち合わせや、会議をしながらの食事を行う事はできません。
資料その他を広げられますと、お料理をお出しする事ができませんので、テーブル上には持ち込んだ私物や書類を広げられませんよう、お願い申し上げます。
尚、一眼レフ、タブレット端末、ストラップ付きカメラは器の破損原因として最も多いため、客席には持ち込めません。フラッシュ撮影もNGです。
バッグ等に片付ける事ができない場合には、受付にてお預かりさせて頂きます。
料理撮影は携帯電話の撮影機能のみでお願いしております。
カメラを使っての撮影は固く御遠慮いただいております。
携帯電話を器の上にかざさないで!
スマートフォンでの料理撮影はテーブルの外側からお願いします。
手を滑らせ落下させると、大切な器が破壊されます。
カメラのズーム機能を用いて撮影してください。
乾杯しないで!
酒器は当てて乾杯しないでください。とても脆く繊細です。
ぶつけ合うと破損します。欠けた破片はとても危険です。
大変恐縮ではございますが、御理解 御協力の程、切にお願い申し上げます。